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2010年9月18日(土曜日)

高齢夫婦世帯からの施設入所に想う

カテゴリー: 16時06分21秒

異常すぎた暑さもひと段落し、朝夕には涼しさが感じられるようになりました。この夏は、多くの方が熱中症に罹ったニュースが毎日のように報道されましたが、当施設においては、こまめな水分補給に力を注いだ結果、幸いに熱中症状を呈する方もなく過す事が出来ました。当面日中の暑さは継続しそうですので、引き続き健康管理面に留意して参ります。
 さて、もう一つ新聞等を賑わせている報道に、所在不明高齢者問題があります。9月10日の報道では、戸籍が所在しているのに現住所が確認できない100歳以上の高齢者が全国で23万4000人に上ると法務省が発表しました。戸籍は住民登録を抹消しても、死亡届が提出されるまで存続するそうです。太平洋戦争時の空襲による犠牲者や移住して海外で死亡した人の場合、住民登録のみが抹消され死亡届が提出されなかったためではないかとの分析もあります。もし、この所在不明者が全員亡くなっていたとしたら、日本の平均寿命はどのようになるでしょうか。ある方の試算では、ほぼ影響を与えない程度のものだそうでちょっと安心しました。
平均寿命とは、0歳の人があと何年生きるかの平均余命を差すそうです。その計算式は文系の私には恐ろしく難しい(積分を使用するそうです。興味のある方は調べてみて下さい。)式で求められます。それぞれの年代で平均余命には違いが出るそうですが、その数字を聞くと何となく「まだ、まだ不摂生しても大丈夫かな!」などという根拠のない自信が生まれてきます。
前回の寄稿にて高齢夫婦世帯の話を少ししましたが、この高齢夫婦世帯のことで少し気になる事があります。高齢夫婦世帯にて仮に夫が介護を必要とした場合で、妻の介護疲れなどの理由から夫に施設に入所してもらうというケースがあったとします。結果として、入所された夫は健康管理や日常生活支援等のサービスを受け、残された妻は介護という重労働から解放され双方にとって良い事であるかのように思われます。しかし、このことは、新たな高齢単身世帯を生み出していることになるのです。人は人との関わりの中で生活しているからこそ人としての存在があるのに、まして数十年ともに苦楽をともにしてきた関係性を介護が必要だからという理由で施設サービスにより分かつことに大儀があるのでしょうか。入所なさってからのご利用者の元気な笑顔、面会のたびに喜ばれていかれる家族の表情を見ると施設サービスの必要性は十分認識しますが、離れて暮らしたくないと節に願っている方々に過度の介護負担もなく生活していけるサービスを提供する事は出来ないものでしょうか。とんでもなく高額な入居料が必要な介護付有料老人ホームや高齢者専門賃貸住宅と在宅サービス(デイサービス、訪問介護、訪問看護等)、クリニック等の組合せが一体化したサービスは既に存在しておりますが、低額で利用できる施設機能と高齢者専門賃貸住宅との一体化、つまり施設でありながらそこには健常な伴侶も共に生活できる機能を持つサービスはどうでしょうか。夫婦が共に生活できることで精神的な安定を得ることも容易であり、どのような介護を受けているのかを目の当たりにでき、介護の手助けも可能で、時には自分の好きなことに出かけることも出来る自由さを持つサービスなど作ることはできないものでしょうか。これにより、何より単身高齢者世帯を作らないことが出来る事は大きなメリットがあると思います。介護保険が、被保険者の保険料と税金にて成り立っていることから少ない財源の中で最大限の効果を生み出す必要があることは認識しておりますが、基本となる人間としての幸せ追求のために社会保障があると言うことも忘れずにバランスの取れた制度となって行く事を願っています。

                        【文:梅の香施設長 菅原】

  

                                                                                  





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