メインメニュー
サイト内検索
新着カレンダー
前月2017年 11月翌月
1
2
より良いサービスの提供を目指して
3
今年もあと2ヶ月
4
【秋の大運動会】
5
6
7
石神デイサービスセンター大運動会
8
9
10
11
12
13
大学生の介護等の体験
14
ありがとうございます初めまして
15
今日は注射の日
16
17
健康を思う早いもので
18
19
20
社会人半年を迎えて・・・はじめまして
21
駆け抜けた半年
22
23
紅葉ドライブチャーハン
24
25
26
27
28
29
30
施設長の日記 施設長の日記  
職員の日記 職員の日記  
研修生の日記 研修生の日記  
厨房便り 厨房便り  

2017年9月12日(火曜日)

素人からプロへ

カテゴリー: 16時02分39秒

■■■ 特別養護老人ホーム福寿園(事務室) ■■■
 朝夕の肌寒さを感じる季節になってきました。4月1日付採用介護職員も職場の雰囲気に慣れ、担当部署も決まりながら、徐々に本格的な業務に入りつつあります。諸先輩方を見習いながら一歩一歩確実にプロへの道を歩んで行ってもらいたいと思います。

 相双公共職業安定所のデータによりますと、相双公共職業安定所管内における平成29年度3月新規高等学校卒業者の職業紹介状況は、以下のとおりとなりました。
 求人数     564人(前年同月252人  対前年度比18.1%減)
 就職希望者数  210人(前年同月252人  対前年度比16.7%減)
 就職内定率   100%
 相双管内へ就職した割合  54.3%(前年同月57.9%)

 相双管内への就職率が半数というデータは、多いのか少ないのかわかりませんが、希望としては、将来この地域を担う人材を確保するうえでは、6割は越してほしいという気持ちがあります。
 また、平成30年3月新規高卒者就職希望調査では、就職希望者は233人で、うち県内への就職希望者は199人となっているそうです。就職希望者が微増していることは希望が持てる状況ではないかと考えます。当法人が目指している小高区の『梅の香』の再開に向けて若い力を積極的に求めて行きたいと考えています。

 当法人ではこれまでにも積極的に新規高卒就業者を採用してきましたが、高校卒業前に初任者研修を修了した職員はわずかとなっています。ほとんどは、採用後に実務者研修(介護福祉士養成)を修了、国家試験を受験し介護福祉士を取得していますが、介護の仕事をしながら実務者研修を修了することは、受講者本人も派遣する事業所側も大変な苦難を伴います。実は、初任者研修を修了していれば、実務者研修受講時間が大幅に短縮されるので、受講者も事業所も双方にとって大変なメリットがあります。
 今年度も南相馬市では、受講料無料の介護職員初任者研修を計4回開催します。第1期目は、6月18日(日)〜11月12日(日)まで開催される『日曜コース(計17回)』となります。日曜コースであれば、高校生・学生や仕事を持っている方でも受講しやすい設定となっています。是非とも多くの方に受講してもらいたいと思います。第2期目以降は以下のとおりです。
  第2期(土曜コース) 平成29年9月2日(土)〜平成29年12月16日(土)
                                   計15回
  第3期(月木コース) 平成29年10月2日(月)〜平成29年11月27日(月)
                                   計15回
  第4期(火金コース) 平成29年11月10日(金)〜平成30年1月23日(火)
                                   計17回

 16歳(高校1年生)から65歳までの南相馬市民又は南相馬市在住者は無料で受講可能ですので、周囲の皆さんに声掛けをお願いします。

 地域包括ケアシステムの推進、日常生活・総合事業の本格稼働などを平成30年4月に控えています。まだまだ医療・介護は専門職が担わないと素人では大変だと考えている方が多いと思いますが、専門職が関わらなければならない状態となる前の予防には全ての地域住民が関心を持ち、責任を持ち、行動することが求められようとしています。医療・介護の社会資源が短期間に極端に脆弱となってしまったこの地域では、各々が疾病予防・介護予防に積極的に取り組まざるを得ない状況に追い込まれて来ています。自分たちの生活をどのようにして行きたいのか、どう出来るのか大いに議論していきたいと思います。

【文:施設長 菅原】


2017年4月24日(月曜日)

人材確保・育成の課題

カテゴリー: 14時07分31秒

■■■ 特別養護老人ホーム福寿園■■■
 
 4月1日より、福寿園施設長に着任いたしました。梅の香に1年、万葉園に5年を過ごし、福寿園には7年ぶりとなります。ご利用者や職員も大幅に変わっていますが、早期に業務体制を把握し、施設長の職責を果たしてまいりたいと思います。
 平成29年度に県では、「福祉・介護人材確保関連事業」として総額1,211,440千円の予算を確保しました。内訳は、_雜逎ぅ瓠璽献▲奪彜慙∋業に17,592千円、⊃雄爛泪奪船鵐梓慙∋業に58,639千円、人材確保関連事業に986,955千円、た雄牋蘋関連事業に119,221千円、タ雄狡蠱經慙∋業に29,033千円となっています。当法人でも、職員の新規採用・定着・キャリアアップ等に複数の助成事業を活用しています。これだけの莫大な予算を掛けて、県内の介護人材不足は解消されていないではないか、とお叱りを受けてしまいますが、効果はわずかですが確実に進んでいると感じています。費用対効果を見ればまったく採算の合わない事業ですが、何もしないでいればもっと悲惨な状況になっていたと思っています。欲を言えば、さらに現場で扱いやすい制限の少ない制度設計にしてもらえれば大変ありがたいのですが、補助事業の性格上からまだまだ扱いづらいものもあるのは確かです。
 南相馬市では、平成25年度から全市民を対象とした市主催の介護職員初任者研修講座を開催し、市内の介護職員の確保・育成に取り組んでいます。25年度から28年度の4年間に197名が講座を修了し、69名が市内の介護事業所に就業しています。こちらも効率の悪い施策ではないかと思われてしまうかもしれませんが、施設長として運営を預かる者としては、「69名もの方がよくぞ介護業界に就業してくれたものだ、ありがとう」と言いたい想いです。
 南相馬市の平成28年12月現在の総人口は62,960人、うち65歳以上人口は20,408人、高齢化率は32.4%となるなか、介護職員数は、震災前が325人に対し、平成28年11月では268人と震災前比△57人となっています。平成29年度以降、当法人の小高区の梅の香・グループホーム小高の再開や津波被災施設の移転再開に伴い市内では、およそ110名の新規就業者が必要と見込まれています。当面は稼働ベッド数を制限することで30名程度の新規就業者の確保が課題となっていますが、何とか再開したいとの強い思いでそれぞれが課題に取り組んでいます。
 平成29年度にも市内では初任者研修講座を開講しますが、講師となる人材も不足しており、長寿福祉課でも開講に苦慮していることから、市内に在する介護事業所が一体となって講師派遣に協力しなければならないと考えています。介護は人の手を介し温かみのある援助を行うことがその本質にあり、今後いかに優秀な介護ロボットが開発されたとしても、ロボットを操る人材を育てるのではないと思っています。人出不足で疲労感漂う現場であっても、人の手で手間を惜しまず心を込めて人材を育て続ける意識は決して忘れないことが大切です。効率が悪くても、お金と時間がかかっても、継続し続けること、が道を切り開いていくことに繋がるのではないでしょうか。
※データ出典:(福島県保健福祉部社会福祉課・福祉監査課・高齢福祉課資料、南相馬市長寿福祉課調べ)

【文:施設長 菅原】


2017年3月24日(金曜日)

原子力規制委員会が見直した原発事故避難の疑問

カテゴリー: 16時24分47秒

■■■特別養護老人ホーム福寿園■■■
 東日本大震災・東京電力福島原子力発電所事故から丸6年となり、本年、3月11日、14時46分にご利用者、職員といっしょに追悼の黙とうを捧げさせていただきました。
 6年前、これまで経験したことのない激しい揺れ、幸いにも私がいた万葉園(南相馬市鹿島区)は人的被害、物的被害もなく、大きな地震だったなと安易に考えていました。
 時間が過ぎるとともに被害の状況が明らかになり、避難所となった鹿島区の体育館に津波被害者や余震に不安を抱く沢山の人々が押し寄せている状況が刻々と判明し、当法人の職員にも家族を亡くした者、家屋が地震や津波で全壊または半壊で甚大な被害を受けた者が多数いることや、双葉郡の原発が異常を来していること、原発から20キロ圏内の小高区に避難命令が発出されたなど時間を追って緊迫した情報が伝えられ、数日後には、20キロ圏外の原町区の住民にも原発爆発により避難のバスが手配されたなど町全体がパニック状態になっておりました。
 原因は、津波被害や余震の恐怖よりも、制御できなくなった原発が爆発を引き起こし、広範囲に放射能を拡散させ、その影響に対して大きな不安がパニックを引き起こしていたのです。
 当法人には、3か所の特別養護老人ホーム、2つのグループホーム、ケアハウスなどの支援を必要とする利用者230人が残されており全員一緒でなければ避難できないとの考えから身動きが取れず2か所の施設に留まっておりました。
 しかし、住民は散り散りに避難し夜の街から電気が消え、病院は患者の避難に入り外来の対応は途絶え、薬も治療する医師もいなくなり、食糧、経管栄養、おむつなども在庫がなくなり、給食の委託業者の職員もいなくなり食事を作る人もいないという状況が続きました。
職員にも子供や家族がおり放射能の影響を心配して苦悩の選択から日に日に避難して行き、職員は3分の1にまで減り続き、残された職員で施設に泊まり込み食事を2回に減らし最低限の支援しかできない極限の中で利用者のケアに当たりました。
 残ってくれた職員には、家族を正座させ、「いっしょに避難できないから子供たちを頼む」と妻に伝え施設に戻ってくる者。「俺の体は、はだしのゲンのように肉が解け落ち死ぬのかな」、「私は今後子供を産むことができなくなる」、「俺は、2、3年以内に白血病で死ぬのだ」などと考えながら、覚悟して施設に残り必死の支援を続け1週間後に横浜市への避難ができました。
残念なことに利用者の死亡は、平年の3倍に達したのは事実であり、避難が利用者に与える影響は過酷なものがあることも事実でありました。しかし、あの原発爆発直後の誰も経験したことのない状況の中で施設に留まることは不可能であり、志だけで対応できるものではありませんでした。
 疑問に思ったのは、平成29年3月12日の福島民報新聞に「住民避難 基準見直しへ 規制委 原発5キロ圏の高齢者たち」という記事である。内容は、「5キロ圏内に住む高齢者や障がい者ら要配慮者が避難を始めるタイミングを遅らせる。福島の原発事故で無理な避難で犠牲者が相次いだことから、現行の要配慮者を優先したが、原発の新規制基準から判断すると必ずしも逃げる必要がない場合でも避難を強いる恐れがあるとして見直した」という記事である。
 なぜ、避難に時間を要し、厳しい条件が必要となる高齢者や障がい者は、健常者より後に避難させたほうが良いという理屈になるのか理解できない、
 ましてや、多くの要配慮者は一人での行動に障害があることから、家族や施設職員の支援が必要となるのに健常者だけ先に避難せよということなのか、または、志だけで付添者は、がんばれということなのか理解できない。原発事故は、健常者にも要支援者にも想像を超えた過酷な試練をあたえる。新聞の記事の内容が浅はかな私が理解したような内容でないことを祈りたい。原子力規制委員会の今後の方針については目を向けていきたい。

【文:施設長 大内】

 

 


2016年6月14日(火曜日)

被災地・熊本を訪問して

カテゴリー: 15時40分40秒

■■■ 特別養護老人ホーム福寿園(事務室) ■■■

 平成28年4月14,16日の両日に震度7の地震が発生した被災地、熊本県を訪問することができました。

 地震後、持ち家が倒壊し、震度1が1千回以上続く不安の中で家族を守り、避難所暮らしや車中泊をしながら、施設の利用者や福祉避難所として受け入れた多くの人々の命と生活を守るために、頑張っている福祉介護事業所、職員の皆さんのために、1日も早く支援の手を送りたいと考えていました。

 当法人も5年前の東日本大震災、福島原子力発電所事故により長期避難を余儀なくされ、再開時には多くの職員が不足し、事業継続が危ぶまれた時、国、県、全国社会福祉協議会、全国社会福祉法人経営者協議会、全国老人福祉施設協議会の支援を受け2年間(他の法人では3年間)全国から多くの応援職員を派遣いただきました。

 このような温かい支援を受けたことから、熊本地震が発生する前から多くの職員から、他の地方で大きな災害が発生し応援要請があった場合には、是非派遣させてほしいとの申し入れを受けていました。4月に要請があり派遣者を募ったところデイサービスセンターから3人、特別養護老人ホームから22人の職員が手を挙げ、福島県社会福祉協議会を通して派遣登録をいたしました。

 そんな時、福島県老人施設協議会の石川会長より連絡があり、職員派遣に当たり現状把握のため、熊本をいっしょに訪れてほしいとの話があり、福島県老施協、高木事務局長と3人で5月31日、6月1日の2日間、熊本県社協と被災施設を訪問し熊本県老施協役員、訪問施設長の皆様にお話を聞く機会をいただきました。

  

5月31日の視察先

   ・熊本県社会福祉協議会において被災地状況の説明と現地視察

    鴻江圭子熊本県老施協会長・特養矢筈荘、松岡聖子施設長・特養くわのみ荘、跡部尚子理事長・養護老人ホーム梅寿荘、原田英樹施設長・熊本県社協、江口俊冶施設福祉課長

   ・阿蘇郡西原村 社会福祉法人成仁会、特養みどりの館 針馬次男施設長

   ・阿蘇郡南阿蘇村 社会福祉法人白久寿会 特養水生苑 

高木ひとみ事務長、後藤栄治主任

  6月1日の視察先

   ・上益城郡嘉島町 社会福祉法人千寿会 特養悠優かしま 

川野光恵施設長

   ・上益城郡益城町 社会福祉法人錦光会 特養いこいの里

 有田毅施設長

   ・上益城郡益城町 社会福祉法人慈光会 特養ひろやす荘 

永田啓朗理事長、永田恭子施設長 

 断層の影響による甚大な建物被害、想像を超える地盤沈下、道路や橋の崩壊による通勤、移動手段への影響、仮設や車中泊生活の中で頑張る職員、想像を超えた福祉避難所としての避難者受入、今後の再建に必要な補助制度や自主財源への不安、応援職員の受け入れ態勢の問題点など、さまざまな課題を聞き取りすることができ、派遣予定職員に伝達することができました。

 福祉避難所として多くの市民を受け入れた熊本市東区のケアハウス曙荘には、今月6日まで1人、益城町、特養いこいの里に1人を2週間派遣中であり、今月18日から、交代者1人の派遣を予定しています。

 現地を訪れ見て、聞いて、今後の検討課題と捉えた内容も何点かありました。次は、「福祉避難所の在り方」について報告したいと思います。

 

 

28熊本1

 

断層の影響で被害を受けた特養みどりの館に併設しているグループホーム

 

28熊本2

 

案内をいただいた熊本県老施協の役員、南阿蘇町、特養水生苑の職員の皆さん

 

28熊本3

 

東日本大震災を超えると思われる家屋倒壊の激しい益城町

 

28熊本4

200人を超える市民を受け入れた特養ひろやす荘、永田

理事長から想像を超えるご苦労などについて説明を受ける。

 

         【文:南相馬福祉会常務理事・福寿園施設長 大内 敏文】


2016年4月8日(金曜日)

5台の車椅子をご寄贈いただきました

カテゴリー: 10時25分21秒

■■■ 特別養護老人ホーム福寿園(事務室) ■■■

 南相馬市内においても店舗営業しています株式会社ツルハホールディングスとクラシエホールディングス株式会社より、福島県社会福祉協議会を通じて当南相馬福祉会に対して5台の車いすが寄贈されました。
 クラシエの商品をツルハ店において販売するキャンペーンの売り上げの浄財を活用して2008年よりこれまで90台の車いすを福祉施設に寄贈を続けられているとのことでした。
 贈呈式は、3月11日、福島県社会福祉協議会でおこなわれ、半澤剛ツルハ東北店舗営業本部長、クラシエ梅原眞吾東北支店長から古川福島県社会福祉協議会常勤副会長と舟山正和南相馬福祉会理事長に目録を手渡しました。
 舟山正和理事長より、法人の運営事業所の説明後、有効に活用させていただきますとの御礼のあいさつがありました。
 5台の車いすは次の事業に贈られ、活用されます。ありがとうございました。
  ・特別養護老人ホーム福寿園
  ・福寿園デイサービスセンター
  ・特別養護老人ホーム万葉園(従来型施設)
  ・特別養護老人ホーム万葉園(ユニット型施設)
  ・石神デイサービスセンター

2847
半澤剛ツルハ東北店舗営業本部長より目録を受ける舟山南相馬
福祉会理事長、古川県社協常勤副会長

2848
半澤剛ツルハ東北店舗営業本部長、クラシエ梅原眞吾東北支店長
へ古川県社協常勤副会長より感謝状の贈呈

2849
南相馬福祉会に贈呈された5台の車いす、職員、利用者の皆さん
に披露させていただきました

《 文:大内南相馬福祉会常務理事・福寿園施設長 》


2016年2月10日(水曜日)

避難区域施設の再開の苦悩

カテゴリー: 10時39分36秒

■■■ 特別養護老人ホーム福寿園(事務室) ■■■ 

 原発から18キロ地点の避難区域にあります特別養護老人ホーム梅の香とグループホーム小高の施設が、事故からまもなく5年を経過しますが現在も避難が解除されないことから再開できておりません。
 今月2月20日の小高区住民への説明会で正式に避難解除日が発表される予定です。これまでの住民説明会でも「介護施設の再開は間に合うのか」等、帰還に向けて介護サービスの再開が強く望まれております。

1、住民の帰還と介護事業所の再開状況
 昨年、帰還宣言した楢葉町では、5%の住民しか帰還していないという厳しい状況であり、デイサービスセンターは再開
したが、特別養護老人ホームはいまだ再開できていない状況にあります。
 小高区でも様々な調査の結果、帰還が数年前までは2割という情報もありましたが、解除が近づく現在では、1,000人程度
でほとんどが高齢者であろうという見通しであります。震災前の介護事業所は、社会福祉法人の社会福祉協議会や当法人が再開を検討していますが、株式会社等の事業所では再開の見込みがない状況です。

2、どのような事業所が必要になるのか
 特別養護老人ホームの長期契約者を優先するより、在宅サービスのショートティを優先すべきと考えます。デイサービス
、ヘルパー、ショートスティ、福祉用具に、出来れば訪問看護、訪問リハビリなどのメニューがあれば、住み替えの必要がない在宅での生活を支援することが可能ではないかと考えます。

3、震災前の法人が経営する事業所の状況
 *特別養護老人ホーム梅の香(ユニット型)
   定数  60床(内ショートスティ10床)
   職員数 46人
 *グループホーム小高
   定数  18床2ユニット
   職員数  17人

4、法人事業所の再開の考え
 現在、法人職員数は、196人で震災前の235人には戻っておりません。
 このことから、小高区の施設に配属できる職員がおりません。職員の確保が最大の課題となります。優先して特別養護老
人ホーム20床(内ショートステイ10床)を再開し、段階的にグループホーム9床の再開し、職員の確保人数により定員増を図っていくことが堅実的と考えられます。

5、上記4の実現のための必要な職員数
 デイサービスであれば、小規模の指定であれば3人程度の職員、訪問介護でも最低2.5人の少人数で開所できますが、
特別養護老人ホーム等の施設は、人員基準が厳しく、原町区の施設との兼務も認められないこと、利用者が少人数でも一定の職員配置が必要であり、また夜勤勤務を1人でさせられない環境状況などから最低限、次の職員が必要と考えます。
 *特別養護老人ホーム梅の香
   定数  20床(内ショートスティ10床)
   職員数 施設長(1)、介護職員(12)、看護職員(1人)、事務員(1)
              生活相談員兼介護支援専門員(1)、管理栄養士(1)
                                       合計 17人
 *グループホーム小高
   定数  9床1ユニット
   職員数 管理者(1)、介護職員(7)、施設長、介護支援専門員は兼務
                               合計 8人

6、解決しなければならない大きな困難な課題
・ホテル業界で75%の稼働があれば経営できますなどと聞くことがありますが、年々介護報酬が引き下げられる50床程
度の特別養護老人ホームの収入においては、稼働率が90%程度でないと±0の経営とならないほど厳しいものがあります。しかし、上記のような利用者20人、職員17人の経営では、償還金もあり年間5千万円の赤字経営となります。職員確保状況によっては、数年間、赤字経営となりますが、それに耐えられる財政状況にはありません。関係団体に要望活動をしていますが、それらを補填する仕組みは示さおりません。

・特別養護老人ホームの施設経営は、法人の職員だけで経営できるものではありません。開設認可上、利用者の健康管理のための嘱託医師を配置しなければ再開ができません。住民1000人程度の帰還では、民間医師が開業することは厳しい状況であり、協力病院、嘱託医師が確保できるかが大きな課題となります。

・楢葉町の特別養護老人ホームが再開できない理由の一つに、外部委託できる給食業者が確保できないことがあります。相双地区の30キロ圏内の給食業者の多くが撤退し、震災前の状況に戻っておりません。給食委託業者が確保できる見通しが立ちません。自前の職員採用となると現状では厳しい状況にあります。

・多くの住民が減少し、特に30歳から40歳の子育て世代が多く避難する当地区での専門職(看護師、介護支援専門員、社会福祉士等)の有資格者の確保が大変厳しい状況にあります。

 長期に休止した施設、一度廃止した施設を再開することが、いかに困難であるか身に染みて感じます。しかし、私たちのサービスを必要とする方々がいる以上困難を乗り越えていかなければならないという使命は忘れてはいません。しかし、この現状を関係者には理解していただきたいと思っております。

 ・再開を待つ梅の香          グループホーム小高

うめ1  うめ

【文:南相馬福祉会常務理事・福寿園施設長 大内 敏文】


2015年7月2日(木曜日)

伊予松山を訪ねて

カテゴリー: 15時12分46秒

■■■ 特別養護老人ホーム福寿園(事務室) ■■■

 

 6月7〜9日、愛媛県老人福祉施設協議会主催の第11回愛媛県老人福祉大会の分科会「防災・リスクマネジメント」の講師として松山市を訪問いたしました。

 愛媛県老施協は、昨年8月に1,000キロの道程をバスで来県いただき、当福寿園にも来園いただき、利用者との交流と被災を受けた私たちに励ましを届けていただきました。そのような機会があったことから今回の声がかかったのだと思っています。

 私たちは、震災と原発事故を経験したことから、特に原発事故での避難の過酷な現実をお話しし、参考にしていただきたいとの思いでお話をさせていただきました。

 愛媛県は、火山もなく雪も降らない。台風でも大きな被災を経験していない。大きな地震もなく防災意識はあまり高くないとのことでしたが、私たちの福島県浜通り地方も地盤が強く大きな地震がないので原発が誘致された安全な地区という意識で、あのような大きな津波が来るとはだれも予想していないし、原発が爆発するなどとは想定外のまた想定外の話でした。

 某新聞の南海トラフ地震の被害想定で、愛媛県を検索すると最大震度6強(南相馬市6弱)、最大津波21(南相馬市15m前後)、津波到達時間46分(南相馬市54分)で私たちが受けた被害よりもっと深刻な数値となっており、佐多岬にある伊方原発の事故が心配になります。30キロ圏内には、7市町、13万人の住民がおり、岬の住民は、船で大分県に避難する計画も立てられているとのことでした。

 福島原発の経験により当時の混乱はだいぶ回避されるとは思いますが、鹿児島県の川内原発などの避難計画などを見ると不安が増すばかりです。

 今回の講演で、自分自身の考えを纏める機会を作っていただきました。資料をダウンロード(防災・リスクマネージメント)に添付いたしますのでご覧ください。

 

           【 南相馬福祉会常務理事・福寿園施設長 大内 敏文 】


2015年1月6日(火曜日)

大河ドラマ「花燃ゆ」と新年の決意

カテゴリー: 08時47分11秒

■■■ 特別養護老人ホーム福寿園 ■■■

  

 新年あけましておめでとうございます。皆様にも輝かしい新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。

 忘れることのできないあの震災から、4回目の正月を迎え私も借上げ住宅のアパートで4回目の新年を迎えました。

 1月4日、大河ドラマ「花燃ゆ」が始まり楽しみに見させていただきました。私は、幼少のころから父が大河ドラマ大好きで、毎週日曜日8時は、大河ドラマと決まっておりましたが、本心は裏番組のドラマが見たくてしょうがありませんでした。しかし、いつの間にか父のように大河ドラマを楽しみにする年になってしまいました。

 実は、「花燃ゆ」の主演女優の井上真央さんが主演を務め平成11年に放映された朝ドラ「おひさま」には熱い思いがありました。

 私たち法人は、3月に横浜市に避難を余儀なくされ、4月には事業所再開を目指して、福島市飯坂に仮事務所を設け業務を続けていました。その時に放映されていたのが「おひさま」で、須藤陽子(井上真央さん)の幼少期を演じていた「八木優希」さんが演じていた山登りのシーンがとても感動的でした。

 どんなに苦しくとも明るく気丈に生き抜く陽子の姿が、私たちと重なり合い毎日、12時45分から仮設事務所で皆でテレビを見ていたことが思い出されました。

 「おひさま」の舞台が長野県安曇野という点とお蕎麦屋さん経営というストーリーは、福島市で避難しながら再開を目指す我々にとっては、南相馬市の山、田園、海といった自然を思い出させ一日も早い復興を誓い合いました。また、仮事務所の近くに「そば道楽」というおいしいお店があり、特に天ざるそばは職員全員から◎の評価を得ており、2カ月という期間に何度となく足を運んだことが思い出されました。

 まだまだ、評価できる復興には至っておりませんが、全国からの応援をいただきながら一歩一歩前に進んで行こうという決意を新たにした新年でした。

【文;福寿園施設長 大内 敏文】


2014年9月29日(月曜日)

1千キロ先からのご来園

カテゴリー: 13時24分30秒

■■■ 特別養護老人ホーム福寿園(事務室) ■■■

 

ある日、耳を疑うような電話がありました。四国の愛媛県老人福祉施設協議会(特別養護老人ホームやデイサービスセンター、ケアハウスなどを運営する事業所でつくる県組織)から、8月25日に会員20人、バスで21時間を掛けお伺いしたいとの連絡でした。

 

 目的をお聞きしますと愛媛県には「伊方原発」があり県庁の松山市まで60キロ、10キロ圏内にも特別養護老人ホーム等の事業所があり、災害による原発事故時の利用者の避難状況等について調査し、今後の減災・防災計画を作成するための研修ということでした。

 

 舟山理事長にも出席いただき、原発事故時の避難の苦労や原発事故により相馬地方の医療介護を取り巻く問題点等をご説明し、今後の減災・防災計画について意見交換をいたしました。

 

 福寿園ご利用者との交流の要望もあり愛媛県の柑橘類や今冶タオル等の特産品や施設ご利用者からの手作りの壁掛けや色紙などがプレゼントされました。

 

 最後に、震災当時愛媛県松山市に避難されたケアハウスさくら荘の佐藤アキさんから愛媛県の方々に御礼を申しあげたいとの申し出があり、代表して御礼を申し上げ交流を深めることができました。

【文:福寿園施設長 大内】

愛媛1

災害時の避難状況や非常時の対策についての意見交換会

愛媛2 

ご来園の歓迎とご利用者との交流会

愛媛3

愛媛県の名産や各施設ご利用者からのプレゼントをいただきました。

愛媛4

たくさんのプレゼントありがとうございました。

NT> 


2014年6月18日(水曜日)

予測できなかった介護の現実

カテゴリー: 13時51分25秒

■■■ 特別養護老人ホーム福寿園 ■■■

 だいぶ前の施設長日記で、これから想像を超えたスピードで老老介護、認認介護の問題や親の介護ために職場を辞めていかなければならない者が急激に増加する社会になることを記事にしたことがあった。

 昨日、夜7時30分のNHK、クローズアップ現代で「介護で学校にいけない若者達の悲鳴」というタイトルで介護に係る報道を見た。

 過去に介護の将来に多くの問題が生じるだろうと考えていたことは、現実のものとなった。

  ・独居世帯の増加による在宅継続困難世帯

  ・子供と同居しない高齢者夫婦世帯の急激な増加

  ・高齢者による高齢者世帯の老々介護

  ・認知症介護者よる認知症世帯の認認介護

  ・介護を理由に増加する産業界からの退職者

  ・少子化による介護人材の不足

  ・利用できない施設系サービス利用者の増加

  ・都市部の介護難民の増加

 など、過去にも記事にしたものがあった。しかし、今回の番組で驚いたのは、10代・20代の若者が親の介護でクラブ活動ができない、進学できないというレベルを超えて大学、職場をやめざるを得ない若者が急増しているという報道内容であった。

 私は、日本という様々な制度も世界の中でトップクラスの国に、介護のために将来に夢がもてないとか、将来を見通せない若者が数万人いるという事実に驚きと落胆を覚えた。

 このような現実に、いまの日本の介護制度、福祉制度とはレベルの低いものであったのかと介護・福祉に従事する者として悔しさを覚えた。

 団塊の世代が後期高齢となるこれからも予想もつかない問題が生じてくるのだろうと推測される。しかし、将来を担う10代・20代の若者たちが家族の介護を問題に将来に夢を持てない社会であってはならないと思う。

【 文:福寿園 施設長 大内 】 


2013年7月23日(火曜日)

「もう一つの甲子園」胸が熱くなった小高商業高校吹奏楽部のミニコンサート

カテゴリー: 11時47分21秒

夏の風物詩、夏の高校野球福島県大会が7月11日に開幕した。
話題の一つとして、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故のため部員が集まらず一つの高校だけでは出場できない双葉高校(双葉町・いわき市移転中)と相馬農業高校(南相馬市原町区)の2校で編成する連合チーム「相双福島」が出場している。連合チームはこれまでも出場しているが残念ながら1勝の壁は高く悔しい戦いを見せてきた。
しかし、今年は3回戦まで進み、第5シード校の小高工業高校(南相馬市小高区)との延長13回まで激戦を繰り広げ惜敗し25年の夏が終わった。
 
私たちが住む福島県の浜通り、相双地区は強制的な避難を強いられ今も他市町村の仮設住宅や借上げ住宅で避難を続けている者が多数いる。南相馬市小高区、飯舘村と双葉地方にあった高校や生徒は地区外の仮設校舎やサテライト校で高校生活を送っている。これまで、部員が集まらず大会や試合に出場できないクラブや部があることは承知していたが、今回、福寿園を訪れてくれた吹奏楽部のことは恥ずかしながら頭の片隅にもなかった。
 
今回、来園してくれた理由に8人しかいない部員で一生懸命活動をしてきたが、部員不足で大会に参加できず発表の機会がないということで、ミニコンサートが実現した。特養福寿園、ケアハウスさくら荘の利用者が童謡、唱歌などの懐かしいメロディーにうなずきながら美しい旋律に聞き入った。
3年間の高校生活で「みんなの前では泣けないけれど、人の影で泣く経験は、人を大きく成功させる」と信じている。この部員8人の精力的な活動に対して将来の人生に輝かしい栄光につながることを祈ってミニコンサート開催の御礼としたい。

小高商業吹奏楽部                                                      発表を喜び演奏する部員と顧問の先生方

小高商業吹奏楽部                                               懐かしそうに手拍子しながら聞き入るご利用者

no title                                            「演奏の機会をありがとう」とあいさつする部長さん

【福寿園施設長  大内】

 


小高区の特別養護老人ホーム梅の香災害復旧工事、第1回工程会議が開催される

カテゴリー: 11時26分13秒

3.11の大震災と福島第一原子力発電所の事故により警戒区域となった小高区、梅の香の災害復旧工事が着工され第1回の工程会議が開かれました。
設計管理の邑建築事務所、施行業者の中里工務店、施主の南相馬福祉会の関係者で来年2月末日までの工事の基本工程、工事に対する要望・注意点の確認、業者からの質疑等を確認し、今後月2回の工程会議で進捗を確認しながら工事を進めることになりました。

梅の香の被害状況は下記の写真のとおりですが、現在も水道は使えず、トイレも使えない状況です。また、長期の放置や雨漏りによる建物の損傷で2日間の清掃で施設から出たゴミが1トンパック(袋)、70個、これから工事で出ると予想される量が、700〜800袋、この廃棄物を運び込む借り置き場がなく、工事敷地内に一時保管しながら工事を進めるという問題が出てきました。工事に関しても様々な問題がありますが、再開に向けた問題があまりにも大きく「だいじょうぶだ〜」の口癖の私も弱気になることがあります。
 
今一番求めたいのが、職員が安心して働ける原発の安定と早期廃炉であります。他にもさまざまな課題があります。早期の除染、再開に必要な70人の職員の確保、開業医がいない町で協力病院、嘱託医の体制の確保、見通しが示されない避難区域の解除の時期、不透明な小高区民の帰還状況等、問題が山積みしていますが、鹿島区、原町区で経験した復興の中で介護事業所の再開は市民が生活する上での絶対条件であることを学びました。
どんなにつらいことがあっても成し遂げなければならない宿命と思って一歩一歩進んでまいりたいと思っています。

 

工程会議での現場確認 何もなかったように立つ梅の香全景
工程会議での現場確認                何もなかったように建つ梅の香全景 

ユニットの状況 雨漏りによる黒かびに覆われた廊下                                      ユニットの状況                      雨漏りによる黒かびに覆われた廊下

地盤沈下した玄関 黒かびに覆われた厨房                                                地盤沈下した玄関                   黒かびに覆われた厨房

雨漏りにより崩れ落ちた壁                                                      雨漏りにより崩れ落ちた壁               

【福寿園施設長  大内】


2012年8月13日(月曜日)

石神地区複合型介護福祉施設の名称が決定される(2)

カテゴリー: 11時37分43秒

 7月より本格工事に入った石神地区複合型介護福祉施設の名称が決定されました。
 6月31日に開催した理事会において、施設の総称を「石神地区複合型介護福祉施設」とし、グループホーム名称を「グループホーム石神」、デイサービスセンター名称を「石神デイサービスセンター」に決定されました。
 地域の一員として地域の皆様から信頼され、地域に根ざした施設として原町区西部の地域名称である石神地区の地域名を踏まえ「石神」を付けさせていただきました。
 工事は、建築主体のA工区工事(デイサービスセンター)、B工区工事(グループホーム)、外部倉庫工事、24条申請工事、外構工事の主要工事に分け、それぞれの工事に電気設備工事、機械設備工事に分離して作業を進めています。
 A工区工事は、スラブ配筋、土間・立上壁差筋に入り、夏季休暇後、墨出・土間シート、土間配筋に入ります。
 B工区は、土間配筋、立上壁差筋が終わり型枠建込、土間コンクリートに入り、夏季休暇後は、壁配筋・型枠立込、土台・HDアンカー取り付けに入ります。
 9月上旬には足場組み立てが始まり、建物の形が少しずつ見えて来ると思います。

デジカメ写真(さくら荘 金魚草) 003_R.jpg デジカメ写真(さくら荘 金魚草) 001_R.jpg

   建物完成模型(左→グループホーム、            工事現場AB工区全景
   右→デイサービス)        

デジカメ写真(さくら荘 金魚草) 004_R.jpg デジカメ写真(さくら荘 金魚草) 005_R.jpg

       B工区のグループホーム               A工区のデイサービスセンター

【福寿園施設長:大内】


2012年8月7日(火曜日)

石神地区複合型介護福祉施設整備工事安全祈願祭が執り行われる

カテゴリー: 16時26分49秒

 原町区大木戸字西原地内に計画していた石神地区複合型介護福祉施設の建設工事に当たり、平成24年6月28日に現地において安全祈願祭が執り行われました。
 この計画は、本来であれば23年度の完成を目指して計画しておりましたが、東日本大震災並びに東京電力原子力発電所の事故により計画が休止していたものです。
完成は、平成25年1月15日を目指し、通所介護施設(デイサービスセンター)定数25人と認知症対応型共同生活介護(グループホーム)定数18人に訪問介護(ホームヘルパーステーション)と居宅介護支援センター(ケアマネ事業所)を併設し、地域の方々が少しでも在宅生活を継続できる福祉施設であることを願い計画したものです。
 構造は、木造平屋建て、述べ床面積1,015(約308坪)の建物で、設計者は、福島県建築文化賞準賞を受賞した小高区の特別養護老人ホーム梅の香、グループホーム小高の設計に当たっていただいた株式会社邑建築事務所、施工者は東北建設株式会社が当たる事になりました。
 今回の震災等で多くの市民の皆さんが避難を余儀なくされ、市外や他県で帰ることを待っている方のためにも来年3月の開設をめざしてまいりたいと思っております。

デジカメ写真(さくら荘 金魚草) 001_R.jpg デジカメ写真(さくら荘 金魚草) 008_R.jpg

      安全祈願祭開式を前に               穿初の儀 邑建築設計事務所
                                       陽田代表取締役

デジカメ写真(さくら荘 金魚草) 010_R.jpg デジカメ写真(さくら荘 金魚草) 022_R.jpg

   南相馬福祉会 舟山理事長       祝辞を述べる 桜井南相馬市長

 

【福寿園施設長:大内】

 


2012年4月20日(金曜日)

旧警戒区域内の施設の様子

カテゴリー: 18時31分08秒

■■■特別養護老人ホーム 福寿園■■■
 平成24年4月16日、警戒区域の見直しにより南相馬市小高区に自由に立ち入りが出来るようになり、当法人で運営していた特別養護老人ホーム「梅の香」とグループホーム「小高」の状況を見てきた。
震災から1年1ヵ月、なにごともなかったような顔で施設は迎えてくれた。
しかし、地震の被害は大きく地盤沈下により舗装や施設周りは陥没し、外には慌ただしく避難した直後のポータブルトイレが置き去りとなっておりゴミ袋のゴミが犬や猫にあらされ風雨にさらされ惨憺たる光景でした。
恐る恐る梅の香に入ると懐かしい通りは変わっていませんが、引き戸は硬く、床がゆがみ雨漏りで黒かびが発生しているところもありました。
残念なことに2ヵ所ほど窓が破られ何者かが侵入した形跡も確認されました。施設全体も長期に風を通していないことからかびの臭いが鼻を突きました。原発事故さえなければこのように施設を荒らすこともなかったのではないかと怒りが込み上げました。
グループホーム小高は、想像以上に被害もなく冗談ながら今すぐにでも生活できる状況でした。
放射能のレベルは外で0.4〜0.5マイクロシーベルト、室内で0.2マイクロシーベルトという状況でした。
いつ再開できるか目処が立ちませんが、利用者も職員も安心して生活し、仕事ができる環境を一日も早く築いていただきたいと願うばかりでした。

【福寿園施設長:大内 敏文】

デジカメ写真(さくら荘 金魚草) 017_R デジカメ写真(さくら荘 金魚草) 003_R

特別養護老人ホーム梅の香全景       懐かしい梅の香通り

デジカメ写真(さくら荘 金魚草) 006 デジカメ写真(さくら荘 金魚草) 009_R 

慌しく避難した残景            なにごともなかったかのように
                        咲き終えた紅梅

デジカメ写真(さくら荘 金魚草) 013_R デジカメ写真(さくら荘 金魚草) 014_R

1年前、そのままのカレンダー       雨漏りで黒かび覆われた廊下

デジカメ写真(さくら荘 金魚草) 005_R デジカメ写真(さくら荘 金魚草) 008_R

くずれ落ちた天井             被害のあったユニットの様子

デジカメ写真(さくら荘 金魚草) 002_R デジカメ写真(さくら荘 金魚草) 018_R

グループホーム小高の全景    被害のなかったグループホームの室内

 


郷里で荼毘(だび)にできない葬儀

カテゴリー: 16時44分00秒

■■■特別養護老人ホーム 福寿園■■■
3.11から1年以上が経過し、私が住む自宅も今日の4月16日から警戒区域が解除され自由に自宅に行けるようになった。
 一日も早い復旧、復興という言葉が叫ばれるが、多くの市民は放射能の不安から古里に戻らないのが現状だ。
 昨年、5月に施設の再開のため原町区内にアパートを借りて1年になろうとしているが、この1年間にいったいどれだけの葬儀に参列したか数え切れない。
3.11以降の葬儀の変化に二つの大きな特徴が見られる。
一つには、祭壇に遺景の写真が複数あることだ。じいちゃん、ばあちゃん、孫嫁、ひ孫と到底考えられない家族構成の葬儀には、遺族に掛ける言葉も考え付かない。
二つ目は、これまで、私が住む南相馬市で一般的だった葬儀、告別式が終わってから、火葬場での荼毘がない葬儀である。
すでに荼毘に付された遺骨が祭壇に祭られている葬儀が多いことである。理由としては二つある。
津波災害で遺体が早く発見できなかったり、避難等により葬儀をすることができなかったことで荼毘を済ませて後日に葬儀をするという理由と施設、病院からの利用者、患者の避難や高齢者の長期の避難で避難先での死亡ということがある。避難先が全国に余儀なくされ、古里の相馬の空を見ることなく亡くなっていった方々の葬儀である。
私どもの法人は、幸いにも避難をさせた利用者で戻ることを希望した方は全て戻っていただいたが、病院から避難した方は入院制限もあって戻れないことや施設が再会できないため戻れないなどの理由がある。
特別養護老人ホームに勤務している関係から多くの友人や知人から「親をなんとか南相馬に戻したいんだ。施設に入れてくれ」と切実な相談が多くなってきている。
今、南相馬市は桜の花が開花しようとしている。もう一度相馬の地で桜を見せてあげたい。多くの高齢者の方々の願いを一日でも早く叶えてあげられないかと心を痛める。昨日もなにも語らない遺骨に手を合わせてきた。

【福寿園施設長:大内 敏文】


2012年4月2日(月曜日)

施設長退任あいさつ

カテゴリー: 11時54分15秒

■■■特別養護老人ホーム 福寿園■■■

桜の開花も間近に迫った今日、私ことではありますが、331日付けをもちまして、

退任させていただくこととなりました。5年の勤務ではありましたが、在任中は舟山理事長様はじめ、職員の皆様には法人の運営管理に一方ならぬご指導、ご鞭撻をいただき心から感謝申し上げます。

 振り返りますと、平成19年の就任時は、法人本部として法人設立10周年記念事業に参画させていただき、また、平成228月開所したグループホーム小高の施設整備にも関わらせていただきました。施設運営におきましても、行政経験のみで民間事業経営経験のない私が施設長の大役に不安がありましたが、各施設長はじめ幹部職員の適切なアドバイスにより今日までその職を全うすることができました。家族会の温かいご支援、たくさんのボランティアの方々や地域の皆様の献身的なご支援、協力病院のご協力により、施設運営が支えられていることを自覚し、関係者の皆様に対しましても改めて厚くお礼申し上げます。また、連携いただいている相双特養連様、地域福祉施設の皆様には大変お世話になりました。

 ただ、思うに昨年311日の未曾有の大震災と原発事故では、施設運営が休止に追い込まれ、ご利用者様を避難させなければならなかったこと、法人の財産である多くの経験ある職員を失ったことは、施設運営の最大の危機であり、誠に残念でなりません。戻ってくれた職員があったからこそ福寿園の事業再開ができましたが、まだ、以前の姿には至っておらず、小高区施設については再開時期の目処もつかず、今後に多くの困難な課題を残こしてしまいました。

 こうした中で退任することは大変心苦しく存じますが、お許しいただき、南相馬福祉会の早期復興と更なる発展、そして役職員の皆様のご健康を心からご祈念申し上げ、退任のあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。

福寿園施設長:坂下


2010年8月18日(水曜日)

2010年夏

カテゴリー: 09時03分16秒

■■■特別養護老人ホーム福寿園■■■
 7月18日梅雨明けが発表されるや連日の猛暑、しかも朝からのカンカン照りで「暑いですね〜」が今や毎日の挨拶の言葉にもなっている。2010年世界各地で多発する自然災害、中国では1月に30度を越える夏日になり、100年に一度の大干ばつ、一転豪雨で200人が亡くなり9万戸の家屋が倒壊、パキスタン、インドでも50度を越え、イラクバスラではなんと54度を記録、ヨーロッパ、ロシアも同様の猛暑続き。
被災者の声は、みんな初めて経験することばかり、世界各地で記録を塗り替え、まさに異常気象といえます。福寿園・さくら荘夏祭りも暑さの中での開催となりましたが、ご来園の皆様は暑さの中でもウチワとタオルを片手にお越しいただきました。本当に有難いと思います。祭りでは利用者様を日差しに当てないようお顔の前をタオルで覆い、職員の体で日陰をつくり、盆踊りでは日差しを避け車椅子を後退させながら回るなどの配慮が見られました。利用者様の口元に耳を傾けると太鼓や笛に合わせてかすかな声でしっかりと盆踊りの唄を歌い、夏の風情を体全体で感じ取っておられ、開催して良かったと改めて感じた次第です。

【文:福寿園施設長坂下】


2010年5月27日(木曜日)

今年の滝桜

カテゴリー: 17時25分11秒

■■■特別養護老人ホーム福寿園■■■

 今年は4月に入っても日照不足と低温が続き、満開の桜にも雪が降り、田植えも5月連休後になるなど、農作物の生育が心配されています。お陰で桜も例年になく長く観賞することができました。私も樹齢1千年以上ともいわれる日本三大巨桜の三春の滝桜を満開の4月26日初めて見てきました。老木でもまさに滝が流れ落ちるよう見事な桜を咲かせており感動の声があちらこちらから聞こえてきました。福寿園の利用者様にもぜひ見せてあげたい思いです。私は以前利用者様へのビデオレターを実施できないか職員に尋ねたことがありました。それは外出が困難な利用者様に、せめてご自宅の周辺やご自宅の田畑など、ご自身がいつも手がけていた周辺環境をビデオに収め、施設のTVで観ていただくというものでした。しかし、現実には帰宅願望や昔を思い出させることになり、難しいことでしょうね。

桜

三春の滝桜 (4月26日撮影)

                                      【文:福寿園施設長坂下】


2010年1月5日(火曜日)

年頭雑感

カテゴリー: 13時28分46秒

■■■特別養護老人ホーム福寿園■■■

 皆様新年明けましておめでとうございます。
 今日の国内情勢は、米国の住宅バブルの崩壊に端を発し、大手投資銀行であるリーマン・ブラザーズの経営破綻により世界的な金融危機が起こり、不況、雇用不安、デフレにより生活が脅かされ、国民もデフレ不況の中「安近短」がキーワードとなる行動が随所に見られた1年であり、これら雇用状況の悪化を背景に私たち介護現場にも年齢を問わず介護未経験の離職者が職を求めてきている状況で、結果として介護職の定着率を引き下げる要因にもなっていると感じる。景気悪化による企業倒産や人員整理が余儀なくされる企業と私たち介護職場とは、同じ会社や法人でありながら同じ組織体としてどこが違うのか考えてみた。企業は、自社の利益を最大限に追求するために経営戦略を立て様々な企業努力により会社の安定経営と成長を目指しており、今日のような景気悪化の状況下においては会社存続のために、自社の統廃合や人員整理、拠点の海外移転や他社との経営統合、合弁など様々な生き残り策を講じる。一方私たち介護を担う法人はどうだろうか。介護職員は、自社の成長を望んでいるのだろうか。福寿園という介護の拠点施設があって、職員一人ひとりがそこに勤務し、利用者が満足する質の高いサービスを提供しようと努力しているだけで、会社が大きくなろうとか、会社のために何がなんでも利益を上げようとか思う人はいない。いわば、施設の外に社会福祉法人という人的組織があり、福寿園という介護施設を使用させていただいているに過ぎないと思う。そこで働く職員も、通勤可能な近隣地域の人たちであり、南相馬福祉会が行う経営や運営が適切でなければ、別の社会福祉法人がとって代わるだけである。確かに一定の利益がなければ施設運営は継続できなく、事実経営悪化による倒産も発生している。社会福祉施設は、企業のような海外移転は当然に考えられず、介護を必要とする地域の人たちのためにご家族に代わって私たちの手で介護のお世話をさせていただくという「安心、信頼、安らぎ」の理念を真に追及し続け実現するに他ならない。

                                    【文:福寿園施設長坂下】


2009年10月26日(月曜日)

新型インフルエンザの脅威と危機管理

カテゴリー: 16時41分56秒

■■■特別養護老人ホーム福寿園■■■

 2009年4月にメキシコやアメリカでの流行が確認された新型インフルエンザ(A/H1N1)は全世界に広がり、同年6月12日WHOは最高レベルのフェーズ6を宣言した。日本でも5月に発生が確認され、今夏から急激に感染者数が拡大、10月14日現在、国内での感染者数が61,583人(死者27人)とのこと。冬場に向かっての大流行が懸念されている。
 新型インフルエンザは季節性インフルエンザと同様に飛沫感染が主要な感染経路で、潜伏期が1〜7日(中央値3日〜4日)、発熱に始まり、咳、鼻汁症が見られるなど基本的には季節性インフルエンザと区別できないが、新型インフルエンザは発病当初軽症であっても、第5〜6病日からウイルス性肺炎や脳症を併発し、急激に重症化することがあり、妊婦や基礎疾患を有する方は重症化のリスクが高いとされている。しかし、基礎疾患のない健常者の40%が重症化しているというアメリカの症例もあり、基礎疾患の有無だけで重症化を予測することもできない。日本でも重症化防止を目的に厚労省のワクチン接種基本方針により、10月19日から医師や看護師などの医療従事者を最優先にワクチン接種が始まった。
 本県でも10月21日から接種が始まったが、自分はいつから打てるのか、どこで打てるのか、助成はあるのかなど、これら情報はまだ何も示されていない。例年10月下旬から11月がインフルエンザ流行のピークであるが、高齢者への一般接種は翌年になる模様。
 介護施設など社会福祉施設における新型インフルエンザへの対応については、厚労省から「社会福祉施設等における新型インフルエンザ対応について」が示されているが、言うまでもなく、社会福祉施設の利用者は、乳幼児、高齢者等をはじめとして、いったん感染した場合の重症化のリスクが高い人が多く、しかも福祉サービスは、利用者やそのご家族にとっては生活を維持するうえで不可欠のものであり、社会的使命上、安易にサービス提供を停止することができない。同時に、そのサービス提供は、長時間、多数の人と高密度の接触が必要であり、職員は家族を含め自らの感染防止とともに利用者への感染には万全を期しつつ、サービスの安定供給を確保しなければならないという他事業分野とは異なる特有の困難な課題があり、当然に優先接種に位置づけられるべきものではないかと思う。
 新型インフルエンザに限らず、感染症対策を実効性のあるものにするために、私たち施設では、国内での新型インフルエンザの流行を受け、早くから県外、県内発生時の対応等、適時適切な防止対策の体制づくりをしてきた。日ごろから感染防止対策委員会を定期に開催し、正しい科学的な知識に基づく、理に適った取り組みを徹底して実行している実績があり、今回の新型インフルエンザの対応に当たっても、来園者のご協力をいただきながら全職員に常時マスク着用と指手消毒、うがいを励行させ、施設利用者から1人の感染者も出さない取り組みを組織的に実施してきている。介護も医療と同様に「人命の確保」を最優先に考え、日頃から危機管理意識を職員全員で共有することが最大の防止策ではないかと思う。
                     【文:福寿園施設長坂下】


2009年8月11日(火曜日)

職員採用試験

カテゴリー: 16時42分08秒

■■■特別養護老人ホーム福寿園■■■
 当法人は、特養、デイサービス、グループホーム、ヘルパーステーションなど総合的な福祉サービスを提供しており、平成22年度も小高区に新たに開設するグループホームを含め、介護職員、栄養士、機能訓練指導員の採用を予定しております。全国で高齢者介護に従事している介護職員は平成17年現在で約197万人ですが、平成26年度までには約40万人から60万人の人材確保が必要であると推計されており、福祉、介護ニーズは一層の拡大が見込まれている業種です。福祉・介護の最大の基盤は何といっても人材であり、介護福祉士等有資格者による質の高い介護サービスが求められております。国は、質の高い人材確保策として、本年4月に介護報酬を改定し、また、本年10月からは介護職員処遇改善交付金制度もスタートします。当法人も今年で法人創立12年目を向かえ、地域に根ざした総合福祉施設であり、地域の高齢者が安心して介護サービスが受けられるよう、熱意と情熱を持った介護の道を選択しては如何でしょうか。
 当法人は、必要に応じ、ヘルパー業務などライフスタイルに応じた業務もあり、また、資格がなくとも、本施設で介護の経験を積み、資格取得や内部からの正職員の道も開いております。家から通える施設として是非挑戦してみてください。お待ちしております。
 (平成22年度職員採用試験申込案内は、ホームページに掲載)

                          【文:福寿園施設長坂下】


2009年8月10日(月曜日)

背中びっしょり

カテゴリー: 16時45分44秒

■■■特別養護老人ホーム福寿園■■■

 今年の夏は早くから好天が続き梅雨が短いのではと思っていましたが、一転、野馬追が来ても梅雨は明けず、立秋も小雨模様、ついに今年は東北北部のみが梅雨明け宣言なしとのことで、梅雨明け宣言なしは6年ぶりとのこと。農作物の生育が心配。福寿園デイサービスセンターの送迎ではこの連日の雨で合羽と傘は手放せない。利用者様を雨に当てないよう持参した合羽を着ていただき、車椅子の車輪の汚れを拭き取っての乗車、乗車の際も開けた後部ドアから雨滴がポタポタと、職員は雨と汗で被服のTシャツはビショビショ。遂に送迎車もタイヤ空転で事務所にレスキュー要請。皮肉にも何故か朝夕の送迎時に雨足が強くなる。でも職員は利用者様の元気と笑顔が見たくて、大変だとは誰一人言わない。
 

 雨でも待っていただいている利用者様の気持ちが分かるからだろう。
 

 福寿園デイサービスはみんな元気に頑張ってくれています。まだ認知型サービスに空きがありますのでご希望の方はケアマネジャーを通しお申込みください。

                                   【文:福寿園施設長坂下】


2009年6月29日(月曜日)

「クロ」が二度に亘り脱走?

カテゴリー: 13時55分42秒

■■■特別養護老人ホーム福寿園■■■

 福寿園のアイドルでうさぎの「ミミー」と「クロ」は仲良く福寿園の中庭で暮らしていますが、突然「クロ」が中庭のネットの囲いから脱走を図った。職員が捕まえようとするが、素早い逃げ足で一時は断念。するといつの間にかネット内に戻っていた。翌日再び脱走、職員が網で「クロ」を追い込むと、破れていたネットからすんなり囲いの中へ。「ミミー」は「クロ」が脱走中心配そうにネット際で後ろ足で立ち上がっては「クロ」を探している姿がとても愛くるしく思えた。
 高齢の「ミミー」と「クロ」ですが、対でこそ元気で、一匹では生きられないとのこと。これからも施設長責任で見守っていきますので、ぜひ面会に来てください。

 クロ脱走1 いつも一緒に食事

 クロ脱走3 互いに毛繕いもします

クロ脱走2 脱走したネット

                                   【文:福寿園施設長坂下】


2008年7月15日(火曜日)

7月福寿園デイサービス

カテゴリー: 09時23分09秒

■■■特別養護老人ホーム福寿園■■■
 
 夏といえば「相馬野馬追」、野馬追本祭りまで後12日、私も朝5時起きし自宅から数メートル先の烏崎海岸で調教風景を見てきました。今朝は水平線を覆う深い霧の中、各自見事な手綱さばきで豪快な砂煙を巻き上げ疾走する姿は、私ならずとも魂をゆり躍らかせます。デイサービスセンターにも手作りの差旗が飾られました。利用者さんも相馬野馬追いを待ちわびているご様子でした。

 7月福寿園デイサービス17月福寿園デイサービス2

 7月福寿園デイサービス3


                         【福寿園施設長 坂下昌弘】


2008年6月6日(金曜日)

6月福寿園

カテゴリー: 16時41分33秒

 ■■■特別養護老人ホーム福寿園■■■

 福寿園内の木々の緑も一段と濃くなってまいりました。中庭の花壇には高見町の地域の皆様の手で綺麗な花を植えていただき、また、ケアハウスさくら荘のロビーには鮮やかなピンク色のつつじの盆栽、月下美人のつぼみも膨らみ始め、利用者様の目を和ませてくれています。施設内での生活は気温の変化や季節感がなくなります。これらは地域の皆様のお心遣いにより潤いと彩を添えいただいております。また、梅雨時は体調を崩しがち、利用者様の体調変化を見落とすことなく健康チェックや食事等を通し健康管理に十分気をつけております。

6月福寿園 001

6月福寿園 002

 

 

 

 

 

 

6月福寿園 003

                   【福寿園施設長 坂下昌弘】


2007年8月31日(金曜日)

8月の福寿園

カテゴリー: 10時07分58秒

■■■特別養護老人ホーム福寿園■■■

 暑さも峠を過ぎ過ごしやすくなりましたが、8月に入ってからの猛烈な暑さ続きは高齢者の皆様には耐え難い毎日で体調を崩されるのではないかと心配しておりました。でもデイ利用者様から「夏は暑いもの。若いもんがこのぐらいでフーフー言ってどうする」と逆にたしなめられ、利用者様の忍耐力と精神力の強さを感じさせられました。
 

 私こと、本年4月新任施設長として就任以来、あっという間の4か月でしたが、机に座る間もない毎日で、利用者様といろんな話をしてみたい。悩みも聞いて共感したいと思っていましたが、新人故に十分その時間がとれなく大変申し訳なく思っております。
 

 利用者様が楽しみにされていた8月5日の福寿園夏祭りも熱帯夜の中での開催となりましたが、ご家族様や地域の多くの皆様のご協力頂き楽しく過ごすことができました。
 

 今年法人設立10年を迎える南相馬福祉会は、地域の皆様の総合福祉サービス施設としての役割を果たすため、職員みんなで頑張って参ります。

                  【福寿園施設長 坂下昌弘】


2006年8月7日(月曜日)

【他人から聞かれたくない言葉!!】

カテゴリー: 11時52分24秒

■■■特別養護老人ホーム万葉園■■■

 

 他人に聞かれて、返答に困る言葉は誰にでもあるだろう。当然私にもいくつかすぐに思い浮かぶ言葉がある。

 

 その一つに、「あなたは何か健康によいことをしていますか?」という言葉である。何故返答に困るかというと、日頃から深く「私の健康法」など考えた事もなく、勿論実践もしていないからである。そんなこと考えるほど、流暢な日々を送ってこなかったからかもしれない。

 

 ただ、「健康によくないこと」を挙げれば、暴飲暴食を筆頭に数にいとまはない。これだけは自信をもって言えることである。

でも、お陰様で今日まで大病もなく過ごしてきているのはなぜだろう。それほど健康に自信をもっている訳でもなく、頑丈な身体でもないのに・・・・

 

 そこで、今度聞かれたら「俺の健康法は、これだ。」と自信を持って答えられるように、ちょっと考えて見た。

 

 一つ:屋敷内や畑の周りの草と日々戦っているからか?

    春から秋にかけては、日々草との戦いといっても過言ではない。慣れない作業につき、かなりの体力を消耗するものである。全身を使っての作業は私にとっては大切な健康法になっているのかもしれない。

 

 二つ:よく寝るからか?

    夜九時になると、自然に上下の瞼が仲良くなってくる。そのまま朝までぐっすりといったところである。人間一生のうちで寝る時間は決まっていると言われているので、寝すぎにも用心しなければならない。

 

 三つ:責任ある任についているからか?

    常に緊張感を持って生活するということは、身体の活性化(特に脳)に良さそうである。大したことは出来なくても、常に周りの状況を即座に判断し、任務を遂行していかなければならないということは、病気をしている暇もないくらいである。

 

   でも、過信は禁物である。そろそろ人間ドックにでも行って来るか!!

             【万葉園施設長 梅田正彰】


2006年7月18日(火曜日)

思いもよらぬベッド臥床と個室生活体験

カテゴリー: 14時33分30秒

 ■■■特別養護老人ホーム福寿園■■■

 4月某日、いつものように罹りつけ医院の定期診断に行った。その時言われたのが、「前から何回となく言っていた昨年秋に手術した大腸ポリープ術後経過検査は何時やるのだ。仕事も大事だが自分の身体が先でないか。明日は必ず検査しろよ」との医師からのお叱で翌日、早速検査をしたら「私の手には負えない状態、市立総合病院外科を紹介するから早急に詳細の検査をして手術入院するように」とのこと。

 ある程度の自覚症状はあったものの、まだ大丈夫との勝手な自己判断での病状を進行させていたもので、今もって悔やまれる毎日です。

 こんな訳で思いもよらぬ病院での長期ベッド臥床生活が始まったわけですが、まず気が付いたのが、傷の痛みより身体を思うが侭に動かさないで寝ている事の辛さ。数日後にはある程度の起床歩行も可能となりましたが、しかし寝ている事が患者のつとめと言われながらも辛い毎日の連続で、施設での寝たきりお年よりの方々が毎日頑張っている姿に励まされ、この時ほど「自らの健康管理の重要性・健康のありがたさ」を実感させられました。

 手術後約1ケ月は個室での生活(?)でした。朝から夜中までイビキや頻回の排便など誰に気兼ねすることなく治療生活が出来、病院と言う集団入院生活社会の中においても、個室は、重度治療管理効果に合わせ、患者個々の尊厳保持、心やすらぐ医療環境の重要性を改めて認識を致しました。というのは、その後、快方とともに重度の新規患者入院により4人部屋に変更したわけですが、ここはまさに病院病室そのものであり、4人ともそれぞれ病状が違う事から回診や処置療治の時間は違い、当然、夜中に痛み出す方や吐き出す方、苦しみ出す方など日常茶飯事の如くであり、それぞれお互いが気にしないようにしながらも気が滅入っているのではと感じました。中には個室が空いていないのでやむを得ずここで我慢をしているのダという方もおりました。

 今、特養ホーム施設にあっても、利用者の尊厳確保・利用者一人ひとりのくらしを豊にするなどのコンセプトをもとに個室化・ユニットケアへの転換が奨められており、国は、あと8年後の2014年度までに全体の7割を個室・ユニット型にすることを明らかにしておりますが、新設ならともかく、従来型施設が構造上、財源や経費面などで簡単に転換できるのかが大きな課題であります。
私が入院中、考えらせられたことは、団塊世代生まれの方達が慣れ親しんできた社会生活がどのような目で特養ホームに向けられるのかであります。居室料が安い4人部屋が引続き需要があるのか、あるいは個室でなければ需要は無いのか。またこの場合、利用者からの評価はどのようになってくるのか。
 

 今回、自らの体験をもとに今後慎重に検討してまいりたいと思います。

                           【文:福寿園施設長 武内】


2006年5月8日(月曜日)

新緑眩しく

カテゴリー: 21時18分49秒

■■■特別養護老人ホーム福寿園■■■

 

目には青葉ヤマホトトギス初がつお(山口素堂)

 

待ちに待った桜の開花便りも今年は大分予想から遅れて開花し、咲いた花見だと喜んでいるのもつかの間、周囲の木々はすっかり緑の芽吹きの競争となりました。

今日は立春から数えて八十八日、まもなく立夏を迎えます。

冒頭の俳句は、初夏の季節感を視覚・聴覚・味覚で表した有名な作品でありますが、福寿園の食事献立予定表にも「たけのこご飯」など季節を感じていただくメニューが目立ってきました。ケアハウス「さくら荘」の入居者のように自立で食べられる方は、視覚・味覚・嗅覚をふんだんに効かせながら食することができますが、特に特養ホーム入居者に多い「流動食」の方達には如何にして季節感という味をどのようにして提供できるのか悩みます。

せめても八十八夜に摘んだ新茶の香りを味わっていただくしかないのかナー。

5月2日【文:福寿園施設長 武内豊】


2006年4月5日(水曜日)

動きだした新介護保険制度

カテゴリー: 18時44分28秒

 ■■■特別養護老人ホーム福寿園■■■

 今年は昭和から数えて八十年の節目の年でもある。このような中、人口は急速な少子高齢化が進展し、介護を要する高齢者は増加の一途を辿り、平成12年の介護保険創設以来の大幅な制度の改正がこの4月から動き出しました。 

大きな特徴は、「地域包括ケア」の考え方を基本とした「介護予防サービス」の新設であります。これからの高齢社会には5つの大きな変化があると言われております。

一つ目は戦後のベビーブーム時代に生まれた方があと10年も過ぎると大量に高齢化に突入すること。二つ目には、高齢者の人口増とともに75才以上の高齢者に認知症の方が増えてくること。三つ目には、一人暮らしの高齢者の増加、四つ目は高齢者多死への突入、五つ目には、地方と同様に大都市圏を中心に高齢化が急速に進むなどの大きな課題があるとのことです。

新しい制度は、自らが如何にして安心で自立できる老後生活を構築し、要支援・要介護の高齢者に対し、どのようなサービス提供が相応しいのか見極めるのが大切になってきました。

このような時代の背景をもとに今年度から全国に「地域包括支援センター」が設置されることになり、福寿園も南相馬市の委託を受けて市内原町区の東地域を担当区域として運営することになりました。

「地域包括支援センター」は、地域の総合的高齢者支援基盤構築に合わせ、総合的相談支援、包括的なケアマネジメントや介護予防に関するマネジメントなど地域住民の心身の健康保持や生活安定のための必要な援助をする機関でありますのでお気軽にご利用して頂きたいと思います。

 

昔から「自分の健康は自分で作り、自分で守る」の言葉がありますが、これからは単なる長寿のみではなく、益々健康で長生きできますよう家族ともども頑張りましょう

【文:福寿園施設長 武内】

 


2006年1月4日(水曜日)

新年の挨拶

カテゴリー: 16時48分42秒

新年明けまして おめでとうございます

 輝かし平成18年を皆様方には健やかでお迎えの事と心からお喜びを申し上げます。

 おかげさまで南相馬福祉会は勿論,福寿園は今日まで皆様方の暖かいご支援のもとに『安心・信頼・やすらぎ』をモットーに、ひたすら地域から愛される事業所運営に努力を傾注しております。

 新年からは、これまで多面的にご支援、ご指導を賜ってまいりました原町市,小高町,鹿島町が合併され、新生「南相馬市」が誕生されましたことは,広域的老人福祉の緻密な連携を目標とする当法人としてはこの上ない喜びであります。

 超高齢者社会に突入した今日、介護サービスや老人医療サービスなど高齢者を取り巻く福祉制度環境は,いっそう厳しさが増す状況が示されてきました。

 このような時期に、高齢者の方々が住み慣れた地域で、尊厳あるその人らしい生活をいかに継続し、明るく活力ある介護サービスを構築するかが、私どもに与えられた使命であると認識をするものであります。

 そのためには、個々の利用者様の状態や変化に応じた介護サービスを中心としながらサービスの質の向上・確保、また介護予防など新たな施策に全職員がそれぞれの職種を越えた取り組みを展開しなければならないと思っておりますが、このことは、行政のご支援はもとより地域住民の深いご理解とご協力が必要となってまいりますので、新年草々宜しくお願い申し上げます。

 今年の干支は戌で、幸せを届ける幸運な年とも言われておりますが、戌年が皆様の愛玩・ペットとしての相応しい平和で幸せな年でありますことご祈念申し上げます。

【常務理事兼施設長 武内 記】


2005年10月5日(水曜日)

すっかり秋らしくなってきました

カテゴリー: 17時09分17秒

 今朝、窓を開けるとキンモクセイの香りが漂っています。すっかり秋らしくなってきました。

 いよいよ10月に入りました。新たな介護保険制度改革のスタートです。いみじくも「改革,改革」と叫んで衆議院選挙を圧勝した小泉再政権最初の実施です。

 先般の制度改正の利用者家族説明会には、殆どの方が居住費や食費の利用者自己負担導入には理解を示しながらも一抹の不安と今後の負担過重の重大性を顔に出されていたのが印象的でした。

 誰しもが入所する際にこんなことになるとは考えてもいなかった事が起きたのです。

 既に入所されている方については、半分あきらめもあろうかと思いますが、今後新たにお入りになる方には一度立ち止まって検討する方も出てくるのではないでしょうか。そうなれば国の思うつぼである訳ですが、しかし実際にはどのように変化するであろうか。施設介護にかかる経費負担より、在宅でいつまでも介護を続けなければならない家族負担過重解消策が緊急の課題として先行整理されるような気がしてならない。そのために特別養護老人ホームがあるのです。制度を適正に運用するには、ある程度の改革も必要であるが、そのためには慎重な総括と反省を持って検討すべきであり、今回の改革は十分な検討時間も無い中でのスタートに憤りを感じる者は私だけでしょうか。【武内 記】





Powered by WordPress Module based on WordPress ME & WordPress

最近の投稿
月別過去ログ